2009年03月19日

花粉症対策

ここ数日花粉の飛散量がおおくなり
不快な毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

クリニックでも大人の方だけでなく、子どもさんが花粉症の症状で
受診されることが多くなりました。

花粉症の方が注意すると良い日常生活のポイントをいくつかあげてみたいと思います。

1,花粉が飛び始める前に治療を開始(今からでも治療をしないよりしたほうが症状は軽くなります)
 毎年花粉症の症状が出る方は花粉の飛散開始より2週間ほど前から治療を開始しておくと
症状の出始めを遅らせ、ピーク時の症状も軽くすることができます。

2、花粉の飛散情報に気をつけましょう
 花粉の飛散量はその日の天気によって異なります。特に雨上がりで晴れた風の強い日や
乾燥した日にたくさん飛びますので、日によってどの程度の対策をするのかの目安にしましょう。

3、メガネ・マスクでガードする
 ゴーグル型のメガネ(普通のメガネでも効果はあります)やマスクなどで花粉が眼や鼻へ
侵入するのを防ぎましょう。

4,洗濯物やふとんを外に干さない
 洗濯物やふとんを外に干すと花粉がついてしまいますので、この時期はなるべく
乾燥機を使用したり、家の中に干しましょう。

5、花粉のつきやすい衣服(ウール等)をさけ、帰宅時は衣服をはたく
 衣類は花粉のつきにくい化繊や綿製品にし、花粉を室内に持ち込まないために、
外出後は衣服や髪についた花粉をよく払い落としてから家の中に入るようにしましょう。

6、外出後はうがいや洗顔、シャンプーをする
 帰宅したらすぐにうがいをし、できれば洗顔や入浴、シャンプーをして身体や髪についた
花粉を早く洗い落とすようにしましょう。

7、窓やドアを開けっ放しにしない
 ちょっとした隙間からも花粉は入ってきますので、窓やドアの開け閉めは素早く、
回数もなるべく少なくしましょう。

8、こまめに掃除をする
 どんなに注意をしても室内にはある程度の花粉が侵入します。
 また、じゅうたんにも花粉がつきやすいので、できるだけ毎日こまめに掃除機をかけ
室内の花粉を減らしましょう。

9、空気清浄機を使用してみる
 掃除機だけではとりにくい、室内に入り込み浮遊している花粉を除去して
空気をきれいにする空気清浄機の使用も有効です。

10、医師の指示を守り、適切な薬物治療を行う
 早めの診断、治療を心がけ、医師から処方されたお薬を指示どおりに使用しましょう。
症状がひどいからといって勝手に回数や飲む量を増やしたり、
逆に症状が軽いからといって使用を中止したりしないようにしましょう。


すべてを実践するのは大変ですので、できそうなものから取り組んでいただき、
すこしでも快適に過ごせるとよいですね。


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Posted by ぱーむ at 20:50│Comments(0)病気について
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